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結婚について

環境さえ整えば、結婚や子育ては決して不可能なことではありません。実際に、重度の障害を持ちながら家庭を築いている人は大勢います。ぜひ希望を持ってください。土屋竜一は気管切開後、35歳で結婚しました。翌年長女を、その3年後に長男をもうけています。

もちろん、患者の配偶者にかかる負担が大きいことは確かです。物理面だけでなく、夫婦としての心理的な問題にも触れ、結婚を続ける心構えを強く持つことが大切ではないかと思います。

神様からの贈り物(単行本/角川書店)

重度障害を持ちながら結婚した土屋竜一は、立ちはだかる様々な壁をどのようにして乗り越えたのか。実際のEメールでのやりとりや、写真、楽譜を交えたノンフィクション・エッセイです。2002年の発売で既に絶版になっていますが、Amazon.co.jpで古本が安く買えます。